ごめんなさい。いちご、お休みして 土作りから出なおしてます。

昨シーズンは、夢のような1年でした。悲願だったことが現実になった年でした。

いちごの生産の全てにおいて、親株・育苗期・収穫期のすべてで
化学農薬をいっさい使わない栽培ができました。

「最後まで使わずにできた!!」

5月、いちごシーズン終了した日。思わず口に出た言葉。
夢が叶った瞬間でした。そこから見た景色は最高でした。
すこし、涙も出てました。

だけど、その景色はまだゴールではなかったんだとすぐに気づきました。
何年も挑み続けて、ようやく、ようやく見た景色が
頂上ではないと知った瞬間だったんです。

ゴールじゃないんだー。
震えてました。怖いと感じていたんです。
あと、どんだけ苦労すればゴールは見えるんだろう。
嬉し涙と怖さが混じった感情でした。


その話をする前に、感謝の言葉をー。

駅からも遠いこのビニルハウスまで。
車や、電車を乗り継いでお越し下さり
本当にありがとうございました。
食卓のママさんや子供たちのハウスに響いた笑い声が
しんどい時も踏ん張る力になっていました。
ありがとうございました。


販売店のみなさま、お料理に携わるみなさま。
大切にしてくださって感謝しています。
畑から食卓までを結び、大切にしてることを伝えて下さいました。
心より感謝申し上げます。



そして、お詫びを。


迷いつつ、決めたことがあります。
今シーズンのイチゴ、中止することにしました。
いま1粒もイチゴが成っていません。
イチゴ農家としてありえない冬を迎えています。

 
土作り、苗づくりからやり直すことにしました。
学べば学ぶほど、やってみたくなったんです。
小手先ではない本当のイチゴ作り。

ゼロ達成をして、夢の扉、ついに開けたと思いました。
でもゴールじゃないことがわかりました。
はじめて本当の夢の扉が見えたんです。

だから震えたんです。高い壁だったから。

あの、夜な夜な歯を食いしばった無農薬じゃなくて。
今度は、ゼロを、当たり前に長く続けられるような扉をあけたいと思ったんです。


新しい土作りを順番にスタートさせてます。
全部終わるのはきっと初夏になりそうです。
最初の土作りをした場所に親株の定植からはじまりました。


親株たちー。小さな体で一生懸命 北風に耐えています。
春が待ち遠しいです。この親株から子苗がうまれるんです。
その子苗たちが夏を耐え クリスマス頃に最初の実がなります。
きっとアレコレ悩み、ドタバタした1年になると思います。

でも またいつか、機会がありましたら食べてやってください。
みなさまに支えていただいた1年でした。
感謝しています。どうもありがとうございました。


これからの土作りの様子を、農園のブログやFacebookはもちろん、
季刊誌「九州の食卓」さんや、
九州のワクワクを掘りおこす活動型ウェブマガジン「アナバナ」さんで
連載、追跡取材で取り上げていただくことになりました。

すぐにかなう夢ではなさそうです。
だけど、本当の夢の扉、開けたいと思う。



コメント2件

  | 2015.03.31 20:42

イチゴの農薬回数1シーズンに63回というのを最近知りまして
(本当かどうかは定かではありませんが)
無農薬のイチゴがあることを、本日知りました。

が、ブログをみまして・・・
これからなんですね!!!


購入できる日を楽しみにしております。
(果物屋さんより高くても当然ですし、もちろん買います!)

 yoshino | 2015.04.03 15:37

友人へのお礼に
友人の大好きないちごを贈りたくて
そして、農薬を使わないと出来ないと言われている
いちごだから、減農薬、無農薬のいちごを贈りたくて
やっと辿り着いた
やました農園さん!

待ってます!
頑張ってください。

Comment





Comment